2017年12月16日土曜日

秋の大乗寺

 四季折々に訪れては撮影をさせてもらっているのが、吉田伊達藩の菩提寺である玉鳳山大乗寺である。
 「吉田伊達氏歴代の墓は、同寺山内の伊達家墓所にあったが、昭和三一年に改葬のうえ墓域が縮小整理された結果、由緒ある墓碑や二百有余を数えた石灯籠もそのほとんどが撤去されて、昔日の面影を完全に失ってしまった。
 現在残されているもののうち、ほぼ旧態をとどめているのは、宮崎八郎兵衛など四名の殉死者の碑を背後にしたがえた宇和島初代藩主秀宗の供養碑と、その右にひかえる初代宗純の墓碑のみである。そのほかには、七代宗翰の墓碑と、改葬後年を経て返還された三代村豊および七代宗翰夫人の墓碑、つごう三基がある。
 墓碑はいずれも五輪をかたどるもの、なかでも秀宗の供養碑には「孝子宗純建之」と刻んであり、三万石分知にいたる内情の一端をしのばせている。
 なお、二代藩主宗保の墓碑が平成二一年四月に松山市内より返還され、大乗寺境内に仮設置されている。従って未だに返還されていないのは、三藩主(四・五・六代)の墓碑ということになる。」(「新宇和島の文化と自然」より)
 どういう経緯で松山市が持っているのか分からないが、全て返還してもらうのが筋のように思うが・・。

 玉鳳山大乗寺は臨済宗妙心寺派の古刹であり、現在でも修行僧が修行している道場でもある。時折、同系列の僧侶が集まって研修(?)を行っている。高札に「修行中につき、静かにお願いします。」と書かれている。
山門に続く参道の紅葉
山門から本堂を望む。何とも心が落ち着く。
赤くならないモミジ
中には、鮮やかに紅葉している木もある。
雨に洗われて一段と鮮やかである。
遠近感を意識したが、・・・・難し~い!
藩政時代は、ここからお殿様が出入りしたのであろう。
先輩は、屋根飾りに光が当たっていた一瞬を見事に押さえていた。
その写真が素晴らしかったので、私は雨を意識して撮影した。
が、雨が細いので映り込みが見えない・・。
この写真も、先輩が龍の彫り物を入れて撮影していたのでまねをしてみた。
撤収しようと思っていたところに、
大乗寺に来られていた和尚様が出てこられたので
急いで撮影した。









2 件のコメント:

  1. 今年の紅葉、赤に染まっていないから竜の火吹きの構図が出来ませんね。それにしても景色に人を入れると雰囲気が変わります。和尚様を入れると引き締まりますね。歴代藩主の墓も売られていたのを檀家の方々の努力で戻していただいています。明治期、あるいは住職さんによっては売ってしまうこともあるとか?残念ですが現実的でもあります。

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    1. 鬼城様 ありがとうございます。
       異常気象でもここの庭はよく手入れされていてかなり良い状態でした。偶然出てこられたので撮影できました。言われるとおり、人物が入るだけで画面が締まって見えますね。
       藩主の墓を売るということが行われていたのですか?知りませんでした。お墓が金になるなんて・・。生活が大変だったのでしょうか?それにしても罰当たりなことではないでしょうか。

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